「would」と「used to」の使い分け 実は意味が違う!?
こんにちは
みなさんは今までに似たような英語表現に遭遇したことがあるのではないでしょうか。
「will」と「be going to」や「by」と「until」のような。
今回は、そのような英語表現のうちの「would」と「used to」を取り上げていきたいと思います。
それぞれの表現の違いや使い分けは一体何でしょうか??
それではいきましょう!!
目次
「would」と「used to」の違い
「would」と「used to」はどちらも "(よく)~したものだ " という
過去の習慣を表す意味になっています。
しかし、これらの2つの表現では微妙にニュアンスが変わってきます。
まず、それらの表現のイメージをつかんでいきましょう。
would ➝ 過去を回想的に述べるイメージ
used to ➝ (現在と異なる)過去を回想的に述べるイメージ
どちらも過去を回想的に述べることに変わりはないのですが
「used to」の表現では "現在と異なる過去" を対象にしているので、「would」の意味とは少し違います。
「would」の使い方と例文
先程、「would」は過去を回想的に述べるときに使うと説明しました。
まだ今の段階では理解しにくいと思うので、
例文を見て理解していきましょう!
例1
I would often go skiing when I was a student.
(学生の頃、私はよくスキーに行ったものだ。)
この文章からも分かるように
「would」を用いる例文では過去の習慣について述べていますね。
今回は学生の頃を振り返り、"よくスキーに行ったものだ" と回想的に述べてます。
「used to 」の使い方と例文
先程、「used to」は現在と異なる過去を回想的に述べるときに使うと説明しました。
この表現では、過去の習慣のほかに "過去の状態" も表すことができます!
この点も「would」との違いの一つですね。
今回も例文を見て、使い方を理解していきましょう。
例2
I used to play with my friends in the park.
(私は公園で友達とよく遊んだものだった[最近は遊んでいない]。)
この訳からわかるように
「used to」の文章では、現在と異なる過去の習慣について述べています。
昔は公園で友達とよく遊んでいたけど、最近は遊んでいないというところですね。
この表現では、「現在」⇔「過去」の対比が表現されることを覚えておきましょう。
例3
〇 I used to live in Kyoto. (私は以前、京都に住んでいた。)
✕ I would live in Kyoto.
live などの状態を表す動詞を用いる時は
「would」を使うことができないので注意です!
そのため、状態動詞を用いる場合は「would」ではなく「used to」を一緒に使うのでしっかり覚えておきましょう。
状態動詞について知りたい方は以下の記事を見てみてください。
英語の「動作動詞 / 状態動詞」の特徴や違い・見分け方をマスターしよう! | 英語びより (ipa-mania.com)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一見同じように見える「would」と「used to」にも違いがありました。
would ➝ 過去を回想的に述べる
状態動詞と一緒に使えない
used to ➝ 現在と異なる過去を回想的に述べる
状態動詞と一緒に使える
これらの違いをしっかりおさえて、コツコツと知識を定着させていきましょう!
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