「as long as」と 「as far as」の違い ~イメージをつかもう~
こんにちは
みなさんは英語を勉強していると、「as long as」や「as far as」という表現を今までに聞いたことがあると思います。
この表現は2つとも「~する限り」と訳されるため、違いが分からないと悩んでいる人も少なくないでしょう。
しかし、実はこの表現にはある決定的な違いがあるのです!!
今回は、「as long as」と「as far as」の違いを知ってもらった上で、それぞれの使い方について触れていきたいと思います。
目次
「as long as」と「as far as」の違い
最初に述べたように、この2つの表現は「~する限り」と同じ意味で訳されることが多いです。
初めに、この2つの表現の違いをイメージでつかんでいきましょう。
as long as ➝ 「時間的な範囲」を表す
as far as ➝ 「空間的な範囲」を表す
「long」と「far」の意味の違いを考えてもらえると分かると思うのですが、
「long」は時間的な長さを表すのに対して、「far」は空間的な距離を表すので、上記のように2つの表現にはそれぞれ違いがあるのです。
「as long as」の意味と使い方
先程、「as long as」は時間的な範囲を表すと説明しました。
この意味から派生して、この表現には2つの意味があります。
①条件「~しさえすれば」
②時間「~する限り」
①の意味は条件なので、「as far as」との見分けがつくと思います。(ifと置き換えて考えると分かりやすいです)
②の「~する限り」という意味が「as far as」と混同しやすいので、例文を見て理解していきましょう。
例
この日本語訳を見ると、「~する限り」と訳されているため、少しややこしいかもしれません。
では、一度この文章で使われている意味が「時間的な範囲」or「空間的な範囲」なのかを考えてみましょう。
そうすると、「生きている限り」という意味から前者の「時間的な範囲」が使われていることが分かると思います。
そのため、時間的な範囲を表す「as long as」が使われるのです。
「as far as」の意味と使い方
先程、「as far as」は空間的な範囲を表すと説明しました。
この意味は1つしかないので、簡単に覚えられると思います。
ちなみにこの「as far as」は「so far as」となることがあるので、覚えておくといいです。
例文を見て、この表現の使い方を理解していきましょう。
例
この文章も「~する限り」と訳されているので、少しややこしいかもしれません。
では、先程と同じようにこの意味が「時間的な範囲」or「空間的な範囲」なのかを考えてみましょう。
そうすると、「私の知る限り」という意味から後者の「空間的な範囲」が使われていることが分かると思います。
そのため、空間的な範囲を表す「as far as」が使われるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一見同じように見える「as long as」と「as far as」でしたが、ある決定的な違いがありました。
as long as ➝ 「時間的な範囲」を表す
as far as ➝ 「空間的な範囲」を表す
この2つの表現において、どちらを使えばいいか迷った場合、上記の考え方に照らして一度考えるようにしてみてください。
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